ＢＧＦＩＴとは？

『BODY GEOMETORY FIT INTEGRATION TECHNOLOGY』略で、米国ボルダースポーツ医学センターでバイクフィッティングの研究をしている『アンディー・プルイット博士』の監修のもと、今までの長さ×数値のフィッティングとは違い、体の構造や柔軟性を考慮したフィッティング理論をもとにした、スペシャライズド社オリジナルのバイクフィッティングシステムです。

バイクに乗っていて痛みなどを感じている部分がある方やこのポジションで本当に合ってるのかななど、日頃のライディングポジションにちょっと疑問のある方は一度お試しいただくと、今までのフィッティングとは違ったポジションが発見できます。

より速く、より遠く、より快適に

米ボウルダースポーツ医学センターのアンディー・プルーイット博士は３０年以上にわたり数多くの超一流選手、何百人ものプロライダー、何千人という一般サイクリストをフィッティングしてきた経験をもち、技術と知識の高さで世界的に知られています。

SPECIALIZEDのBG FITはこのアンディー・プルーイット博士とボウルダースポーツ医学センターの前面協力のもとで開発されました。ツール・ド・フランスで総合優勝を目指すにしても、週末のポタリングを楽しむにしても、ライダー１人ひとりの骨格、筋力、柔軟性の特徴を考慮して導き出されるカスタムフィットは、故障の可能性を最小限に抑えつつ、誰でも「より速く、より遠く、より快適に」を手に入れることを可能にします。

BG FITの特徴

ニュートラルポジション

地形や風など、変化する周囲の状況に無理なく対応できる乗車位置、それがニュートラル・ポジションです。
バイクを体に合わせるので、無理せずライディングに集中できます（体をバイクに合わせていては、変化する状況に対応する余裕がありません）

ダイナミック（動的）・フィット

実際のライディングに近い負荷でペダリングをしながらポジションを決定するため、「外で乗ったら辛かった」というようなことがありません。
また、フィッティング時の体の特徴に合わせるので、過去、未来ではなく、今のあなたに最適なポジションが得られます。

BG FIT概要

Pre-Fit Interview

BG FITはライダーを知るところから始まります。ライディングのスタイル、頻度、目標や、フィッティングに影響する可能性のある傷病履歴、ライディング中に感じる痛みや不快感について質問します。

Physical Assessment

フィッティングを左右する身体的特徴を１６種類に及ぶアセスメント（テスト）で明らかにしていきます。

骨格の特徴

関節の内反・外反、脊柱のカーブ、脚長差の有無などを調べます。「左右の踏み心地が違う」という場合、原因の多くがこれらのステップで判ります。

柔軟性

関節の可動域、筋肉の柔軟性を調べます。同じ体格のライダーでも柔軟性に差があれば、「快適」と感じるポジションは大きく異なります。時間の経過とともに変化しやすい要素ですが、今のあなたにとって無理のないポジションに合わせます。

筋力の傾向

前傾姿勢を保つために必要な筋力や、ペダリング時の脚の動きを安定させるために必要な筋力の傾向を判断し、疲労や故障の少ないポジションを目指します。

2D fit

横方向からポジションを評価し、サドル位置、ハンドル位置を決定します。アセスメントによって明らかになった身体の特徴に合わせ、無理のない自然なポジションを実現します。

3D fit

完璧な2D fitに加え、バイクに対しまっすぐに座れるよう前後方向からポジションを評価し、調整していきます。股関節、膝、足が一直線上に並び、かつ、膝がブレずに動くことを目指します。効率アップに加え、怪我の予防にも効果的です。